![](https://pedia.e-houan.co.jp/wp-content/themes/houan-pedia/assets/images/balloon_b1.png)
会社で「CO₂削減」について取り組まないといけないのですが、何か簡単にできることはありませんか?
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工場内の蒸気設備等の断熱はしっかりとできていますか?
最初はしっかりと施工されているとは思いますが、機器類の修理等で断熱材を外して、そのままになっている所はありませんか?
断熱材を設置するだけで、CO₂削減に少し貢献できますよ。
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バルブ等の交換や蒸気漏れ修理が終わった後、断熱材をせずにそのままにしている所はありそうですね。
特に従業員が触って、火傷することが無い場所は修理予算削減のためそのままじゃないかな…
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放熱量は目や耳で確認する事はできないので、案外見落としがちかもしれません。工場全体を確認してみると、何か所かは発見できそうですね。
まずは、どれくらい該当箇所があるか把握が重要です。
こんな所はありませんか?蒸気設備の断熱チェックリスト
一つでも当てはまる場合は、蒸気設備の断熱を検討しましょう。
- ボイラーが設置されており、ボイラーを含めそれに付随する設備
- 蒸気配管の保温材未実施個所
- 蒸気を使用する熱交換器
- 蒸気配管のフランジ部
特に断熱がされていないところはここ!
まずはこれらの箇所から調べてみましょう
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断熱改善の成功事例3選
「環境改善+省エネ改善」で投資回収2年以内!
バルブは着脱簡単・安価の「放熱守るくん」で手間要らず
愛知県春日井市 食品工場様
採寸確認:1名
放熱守くん設置個所:3か所 80A玉型弁1か所、40A玉型弁2か所
稼働条件:3024h/年 12h/日 21日/月
都市ガス単価67円/N㎥ 蒸気圧力0.8MPa
工場の暑熱対策の一環で、断熱未実施個所に断熱材を施工させていただきました。
工場内を見てみると、元々は断熱材が施工されておりましたが、メンテナンス等の理由で、断熱材が除去されており、メンテナンスが完了してからも断熱材が未実施の所が数か所ありました。
バルブ等は故障で取り換える可能性が高いので、着脱可能な「放熱守くん」を採用いただきました。暑熱対策の一環で取り組みましたが、省エネの観点でも良い結果となりました。
工事予算がなかなか捻出できない状況ではありますが、環境改善+省エネ改善の理由でご採用いただきました。
![省エネ試算では、年間燃焼削減量は453N㎡ 年間削減金額は30,322円 年間C02削減量は0.994t-CO2です。提案お見積もりは、40,000円で投資回収年は1.32年です。](https://pedia.e-houan.co.jp/wp-content/uploads/525c0f182f9aa318bc40e4055ff4341c.png)
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高所などの気づきにくい箇所が多数あり!
断熱未実施箇所は30箇所以上と判明
高所を中心に放熱ロスを低減、年間削減金額は65万円以上に
愛知県半田市 製造業様
調査人員:2名
放熱守くん+保温材取付箇所:32か所
稼働条件:5760h/年 24h/日 20日/月
都市ガス単価 50円/N㎥ 蒸気圧力0.6MPa
「省エネ+CO₂削減」について、工場の放熱ロスを低減したいと依頼させていただきました。
工場が大きく、なかなか自分たちで調査できない部分まで調査いただきました。
実際、調査が終わってみると、放熱ロスをしている所が思ったより多くありました。高所等のなかなか気づかない所や普段から気にしなかった所など、細かい所が多くあったのが印象です。投資回収は4.3年ですが、CO₂削減と省エネルギーが一緒にでき、自分たちの取り組む課題の手助けになりました。
![省エネ試算では、年間燃焼削減量は12,766N㎡ 年間削減金額は665,389円 年間C02削減量は28.1t-CO2です。提案お見積もりは、2,840,000円で投資回収年は4.30年です。](https://pedia.e-houan.co.jp/wp-content/uploads/72dfe9b6d4652d8122247148825b3561.png)
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シリンダー部断熱による放熱防止対策で
約18.5%の電力量削減達!
放熱守くん装着前後の使用電力量を比較
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愛知県 樹脂成型工場 A社様
調査・採寸人員:2名
目的:射出成型機のシリンダー部断熱による放熱防止対策(使用電力削減)
用途:電気ヒーターによるシリンダー部の昇温、保温
使用温度:200~300℃
結果
装着前後による電力測定にて判別
・シリンダーヒーター昇温中 ▲12.5%の電力削減
・連続成形中 ▲18.5%の電力削減
(1)シリンダーヒーター昇温中の使用電力量比較
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設定265℃までの昇温、および15分間の冷間起動防止時間中の電力量を比較したとき、約12.5%の電力量削減を達成
(2)連続成形中の使用電力量比較
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連続成形中の1時間を抽出し電力量を比較したとき、約18.5%の電力量削減を達成
お客様の声
当初予測通り電力量の削減効果を確認!
測定誤差や測定のタイミングによって効果の数値は多少上下するだろうと思いました。
しかし電力負荷の高いシリンダーヒーター昇温中、温度維持のためにスイッチをON/OFFさせている連続成形中においても電力量の削減を確認できました。特に保温性能を求められる連続成形中においては見込んだ効果を確認することができ満足できる結果でした。
断熱試算〜設置工事の流れ
ここからは豊安工業が工事をする場合の、断熱改善工事の流れを紹介します。
参考にしてみてくださいね!
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1.現地調査
お客様ご同行のうえ、断熱材未設置場所及び箇所数の確認をいたします。
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2.見積書のご提出
現地確認後、一覧表を作成し、見積書を提出させていただきます。
![](https://pedia.e-houan.co.jp/wp-content/uploads/img-airmore-21-670x480.jpg)
3.提案書(試算書)のご提出
見積書と同時に、年間CO₂削減量、投資効果、エネルギー削減金額等を机上計算のうえ、提出させていただきます。
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4.採寸調査
受注後、設置個所の採寸をいたします。
サイズ・箇所数に間違いないかを調査します。
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5.制作、設置工事
採寸後、物品の注文をいたします。
オーダーメイド品は少し納期がかかる場合があります。物品納品後、お客様納品もしくは、取付工事を行います。
よくある質問
生産設備の電力や燃料使用量の削減に繋がります。
また、空調を使用していれば空調負荷を低減し、空調機の消費電力を抑える効果もあり効果的です。
メリットとしては、機器等の修理時に取り外して再度取付けができることです。
また、放熱守くんを付けているバルブや配管を除却した場合、同じサイズの所に移設することもできます。
はい、制作は可能です。
お問合せ後、現場での採寸作業を行い、取付けできる範囲、物を決定します。
プレート式熱交換器やボイラー給水タンク、射出成形機等の一部にも取付けしております。お気軽にご相談、お問い合わせください。
基本的には雨や紫外線に強くありません。
使用はできますが、5年以内での交換が必要となります。
はい、可能です。
高所で取付できない所や火傷する恐れのある個所は弊社にお任せください。
また工事をしない場合でも費用はかかりますか?
提案書を見てからの判断でも可能です。
工事をしない場合は、費用はいただきません。まずは、気軽にお問い合わせください。
お役立ち資料ダウンロード
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![](https://pedia.e-houan.co.jp/wp-content/uploads/img-hounetsu_dl_02.jpg)
![事例集サンプル](https://pedia.e-houan.co.jp/wp-content/uploads/img-jirei-sample.jpg)
工場ペディア編集部からのメッセージ
製造装置にも断熱の目を!
保温材が敷設されていない蒸気配管や蒸気バルブは、蒸気等の熱損失が少なくありません。
特に蒸気バルブはメンテナンス上の理由から保温されていない場合が多く、バルブの表面温度は周囲温度に比べて非常に高いため放熱量も大きくなります。
また、一度保温材にて施工したのちバルブ等のメンテナンスで保温材を破棄してしまった場合、保温材の復旧をしない事例もあります。
配管やバルブ等の機器だけでなく、製造装置にも断熱の目を向けてみるのも良いでしょう。
こうしてみると工場の中には、断熱していない箇所は意外と多いのかもしれません。
目に見えない放熱量をサーモカメラ等で確認、工場内の無駄を解消することが一番の省エネ・CO₂削減に繋がるのではないでしょうか。
投資効果は工場の環境や問題箇所などによって、思った以上の効果がない場合もあります。
ただあくまでも机上計算となります、投資効果の高いものだけでもチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
![](https://pedia.e-houan.co.jp/wp-content/uploads/img-hic-message.png)
この記事を監修した人
![石井 建作](https://pedia.e-houan.co.jp/wp-content/uploads/img-kanshu-ishii.jpg)
石井 建作
豊安工業株式会社 第1プラント管理部
資格:エネルギー管理士、管工事施工管理技士1級、給水装置工事主任技術者、消防設備士甲種1類
得意分野:給排水衛生設備工事
給排水設備、冷却水設備、エアー設備、蒸気設備等の知識に精通。また、プラントにおける熱エネルギー管理について社内やお客様向けの勉強会を行い、教育活動にも携わっている。専門分野は、クーリングタワー、チラー、ポンプ等の冷却水設備工事。主に三河地区の自動車部品工場等の製造業の給排水設備工事及び省エネ・CO₂削減提案を手がけている。