
エアー漏れは見つけたら直していますが、正直キリがなくて…。
系統ごとで元バルブも付けたのですが、開閉が面倒で、結局そのままになってしまいます。

よくあるお悩みですね。修理は大事ですが、“止め忘れない仕組み”を作らないと管理の手間は減りません。電気と連動させる方法もありますよ!

電気と連動ですか?
それなら、作業者に頼らなくても遮断できそうですね!

はい、エアーを“人が止める”から“自動で止まる”へ。そこが改善のポイントになります!
エアー漏れ対策で現場が悩みやすいポイント
エアー漏れは、多くの工場で「分かっているけど後回し」になりがちです。
直してもまた漏れる。元バルブを付けても操作が続かない。そんな声をよく聞きます。 結論から言うと、修理だけでは管理負担は減りません。仕組み化が必要です。
よくある困りごと
- エアー漏れを修理しても次々に発生する
→ 継ぎ手やホースは消耗品です、ゼロにはできません - 管理用の元バルブを設置したが、開閉が面倒
→ 夜間や停止時に閉め忘れることが増えます - 漏れ箇所の把握があいまい
→ どの系統で無駄が出ているか分からないままになります
放置するとどうなるか
- エアーが漏れ続ける
→ コンプレッサーが余計に回り、設備負荷が増えます - 管理の手間が増え続ける
→ 「また漏れている」という対応が日常化します

エアー漏れは“直して終わり”ではありません。どう管理するかが本番です!
電磁弁連動で“止め忘れ”をなくした事例
課題はエアー漏れの管理不足
愛知県 自動車部品工場様
問題点
愛知県の自動車部品工場では、エアー漏れの管理不足が課題でした。
漏れを見つけては修理するものの、別の場所でまた発生。管理用の元バルブも設置していましたが、開閉の手間から運用が定着せず、休日で設備が動いてなくても、エアーが供給され続けている状態で、エアーが漏れ続けていました
改善内容
対策として、エアー配管に電磁弁を設置。
設備の電気系統と連動させ、電源を落とすと自動的にエアー系統も遮断される仕組みにしました。工期は状況にもよりますが1日程度、予算は口径にもよりますが約30万円です。
これにより、人がバルブ操作をしなくても確実に遮断できるようになりました。
お客様の声
「エアーを使用しないときは、手間なく遮断できるようになりました」とのお声をいただきました。
作業者の負担が減り、閉め忘れの心配もなくなったことで、日々の管理がシンプルになったそうです。

エアー漏れは“修理”と“自動遮断”の両輪で考えることが大切です。
さらに私たちは、事前に配管系統を調査し、どこでまとめるのが最適かまで提案します。

以前は止め忘れが気になっていましたが、今は安心してライン停止ができます。
成功のカギは“系統の見える化”と仕組み化
今回の事例から見えてくるポイントは明確!
エアー漏れ対策は「修理」だけでなく、「系統整理」と「自動化」が成功のカギです!
成功した現場の共通点
- 配管系統を事前に整理している
→ どのラインをどこで遮断するかが明確になります - 電気系統と連動させている
→ 作業者に依存しない管理ができます - 効果測定の準備をしている
→ 流量計を設置すれば、漏れ量を把握できます

よくある失敗・注意点
- 系統を理解せずに電磁弁を付ける
→ 想定外のラインまで止まるおそれがあります - まとめずに個別対応する
→ 工事費がかさみ、管理も複雑になります

私たちは配管系統の調査から改善方法まで一貫して提案します。
どこを止めるべきか、どこは常時供給が必要なのか。そこを見極めるのがプロの仕事です!
よくある質問
はい、バイパス配管で施工することもできるため、緊急時でも対応できます。
自動化しつつ、いざという時の手動操作も確保しておくと安心です。

いいえ、漏れそのものが消えるわけではありません。
「使わない時間に止める」ことで無駄な供給を防ぐ仕組みです。修理と併用しましょう。
流量計の設置をおすすめします。
どれだけエアーが流れているかを見える化することで、漏れの量や改善効果を把握できます。
工場ペディア編集部からのメッセージ
修理から仕組み化へ、エアー管理の次の一手
エアー漏れは、多くの工場で「気づいたら直す」という対応が続いています。しかし、それだけでは管理の手間は減りません。電磁弁による自動遮断や流量の見える化は、日常管理をラクにする現実的な方法です。
無駄なエネルギーを減らすことは、省エネやCO2削減にもつながります。これはカーボンニュートラルや持続可能な工場運営にも直結するテーマです。
「うちも同じかもしれない」と感じたら、まずは系統の整理から始めてみましょう。仕組みを変えれば、現場の負担は確実に軽くなります。


川澄 恵一
豊安工業株式会社 プラント管理部2課 係長
得意分野:プラント配管工事
工場や事務所の改修・修繕・改善工事を数多く担当し、現場での経験を積み重ねてきた。配管および付帯機器に関する深い知識と実践力を活かし、自動車部品製造工場をはじめとする多様な現場で高品質な施工管理を行っている。




